・前提
サーバ構築経験について、一通り主要なサーバについて構築しておこうということで今回はWSL上でファイルサーバを構築してみます
・構築手順
WSLについて、sambaをインストールすればファイルサーバ自体は動くため以下のコマンドを入力
sudo apt install samba
上記コマンド入力後表示されるY/Nについてはyを入力
その後ファイルサーバへアクセスするためのユーザを作成する→rootは権限がデカすぎるのでファイルサーバ専用のユーザを作成して特定のフォルダのみアクセスを許可する
useradd -m <ユーザ名>
そしてsambaの設定ファイルを編集する
vim /etc/samba/smb.conf
設定ファイル内の[global]内に以下を追記
min protocol = SMB2
max protocol = SMB2
dos charset = CP932
unix charset = UTF-8
そして、smb.conf内の最後に以下を追記
[homes]
browseable = No
comment = Home Directories for %S
create mask = 0644
path = /home/<今回作成したユーザ名>
read only = No
valid users = %S
設定が正しく行われているか確認するため以下を入力
testparm
以下の出力を確認
Loaded services file OK.
そしてサービスを再起動する
systemctl restart smbd nmbd
そして、samba用のユーザを追加する
pdbedit -a <上記作成したユーザ名> #この際入力したパスワードは以降使用するので控える
windowsで実際にアクセスしてみる
- エクスプローラで左側ネットワークを右クリック
- ネットワークドライブの割当を選択
- フォルダーにIPアドレスとフォルダー名を入力(¥¥<IPアドレス>¥<フォルダー名>
- 別の資格情報を使用して接続するにチェックを入れる、サインイン時に再接続するにもチェック
- 資格情報画面が出てくるので、sambaのユーザー名、パスワードを入力
- フォルダが開き、完了